12/03 【ネタバレあり】ユーフォ8話

 随分昔に使っていたブログを引っ張りだして今これを出しています。

 たしかこのブログを初めて使った時は、浪人が決まって誰かとコミュニケーションを取りたかったからなような。まあ今はそんなことはどうでもよくて。きっとこれからはTwitterに収まらない長文を載せたい時に使うと思います。

 

 

 そんなことより響け!ユーフォニアムの第8話感想です。

 とにかくまず初期衝動的なことを書きたい。ヤバい。ヤバすぎる。とにかくそれしか言えない。

 ポイントを列挙しながら細かく述べていこうと思う。

 

・久美子と麗奈の関係が良すぎる。

 まずは序盤から。久美子が秀一と話しているところだ。

 僕は最初の方から葉月や緑輝といる久美子と秀一と話す久美子は別人のようだと思っていた。柔和で明るいがどこか抜けている、そんなふわふわとした印象が、秀一と話すときにはない。突き放し現実を見、暗い。曖昧さもある。家庭での様子もそちらのほうが近かったのかなと今では思うし、やっぱりそちらが素なんだろう。

 そんな彼女と麗奈で、ある種偶然といえるタイミングで決定した祭りでの逢瀬。

 麗奈の唐突な提案から山登りに発展したデートの最中、久美子は麗奈の容姿を「雪女みたい」と言う。

 しかし、どう考えても麗奈の方がアツい。トランペットにかける思い、強い個でいたいという悲痛な願い、そして何よりも久美子に対するアプローチ。もはや熱血というか魂というか…(スパロボ脳)

 そう、今回は久美子だけではなく麗奈もヤバい。Twitterで7話までは高坂さんと呼んでいたが麗奈と呼びたい。

 「痛いのは嫌いじゃない」「久美子は性格が悪い」などなど今回は麗奈の素も強く描かれた回なんじゃないか。今まで久美子視点だからか孤高の存在であった麗奈が近く感じられた。そのパッションを携え麗奈は久美子を山を登りに誘う。唯一対等でいたいと望む久美子に対し、重い荷物だって共有しようとする。本当に見た目の美麗とは相反する情熱家だ。もっともそれが表立って見えないのが彼女の魅力なのだが。

 見晴らしの良い展望台のようなところに到着する。ここくらいからブラーがかかっていて、蒼い夜空と星空のような都市景観を背に少しぼやけた様な絵が二人の雰囲気をより一層幻想的にしていく。この一瞬が繊細さを加速している。きっと久美子にとっては数週間、いや偶然の誘いがある以前からすれば非常に非現実的なのだろうが。

 麗奈は久美子に向かって、上っ面の関係で交わし合うやり取りが嫌いで、それくらいなら孤高でありたい、しかし久美子の飾らない直球さが好きだと、親愛を性格の悪いという言葉に乗せて謳う。なんなら愛だということは直接愛という言葉を用いて伝える。この瞬間二人の間にあった関係性の違和感は麗奈の愛によって氷解する。この日、この祭りでは様々な愛が生まれ、育っているだろう。彼女の浴衣を見て耳まで赤くする二年生Tubカップルだって、かとちゃんだって、きっと描写されていない多くの人の愛が生まれ育って、はたまた消えている。その中の一つに久美子と麗奈の愛が、絶対にあった。

 この孤独で繊細で美しい麗奈の熱い、熱い告白に対し久美子の頭に浮かんだ言葉は「死んでもいい」だ。自分の言葉だけでは表現することが到底できない言い知れない感動がこの表現、この一連の二人の愛によって生じ僕のことを包んだのだ。

 挿入歌のタイトルもあえて言ってしまうなら卑怯だ。こんなもの検索せずにいられることがあるのだろうか。その検索ついでにニコニコ動画にその部分だけアップロードされているのを発見したが、タグには「神回」と打たれていた。きっとリアルタイムでも評判になったんだろう。それだけあの二人の掛け合いは見る人を魅了するものだったのだ。レビューは腐るほどあるのかもしれないがどうしても自らの文章でまとめ、どうにかして感動の一片だけでも表したかった。

 久美子の返答で力尽きて書ききれないが、葉月と秀一の恋愛模様も大変魅力的であったと思う。慰める緑輝との間に生まれているのはなんと美しい友情か。朗らかな彼女の周りには良い友人ばかりが集う。努力家で人を思う能力に優れる葉月だからこそだろうということを7話から通して確信している。

 EDへの移り方も良かった。もしかしたらトゥッティが大好きな僕も、このテンションで聞きたいとは思えなかったかもしれない。この儚さの余韻が深く深く残る素敵な演出だった。

 なんだか手元のメモに書き記してあることや見ている最中の思いを100%書ききれた気はしないが満足している自分もいる。どうせ100%なんかは表しきれないのだから見返して気持ち悪さに悶えるのには十分な文章をかけたのではないんだろうか。多数項目を作ることで細かく解説していこうかと思ったが、どうもそうはならなかった。いつかユーフォの総評を書く際には、脊髄からではなく脳で考えた文章を書きたい。

 そんなわけでユーフォ9話を見る。いよいよついに二話をかけて費やした成果を見せるオーディションの時が来た。楽しみで仕方がない。次の曲が始まる。