Without Running Away

ポエムノート

12.08 木下半太『サバイバー23区』

 

 

 超常現象で崩壊した東京を生き残る人たちの話。

 若干SFが入っているのでリアリティがあるかと言われると怪しいが、細かい描写は納得できる。きっと社会とか法とかが無くなったらマッチョイズムは復権して女性の人権ってかなり薄れちゃうんだろうなあと思うし、そのほうが野性的で心を病みにくいとは普段から思っている。自分みたいなヒョロヒョロは早々に淘汰されてしまう気がするので決してそうなって欲しくはないけども!

 TRPGで荒廃した東京を舞台にしたくて参考文献を探しているうちに見つけたんだけど、読んでる途中から東京で何かしらの大災害が起こってサバイバルしなきゃいけなくなったら、みたいな妄想も捗った。

 生き残る人口がものすごく大事なファクターになるだろう。食料・水が不足して、それらを求めて争う感じになったら難易度が急上昇する。油断してプラプラ歩いてたら襲われるかもしれない。っていうかむしろ襲う立場になるかもしれない。結構僕は人を蹴落としてでも生き残りたいと考えて行動するだろうなあ。

 理性的じゃない社会でサバイバルする経験がいつの日か来たら、この本と東京防災をリュックに詰めて家から出ていきたいと思います。生きていれば!

12.05 頭が緩んだ話

今日、非常にすっきりと過ごせていたので忘備録。

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11.9 【映画】SEVEN

 

 

思い立って7年前、FC2ブログをしていたときのアーカイブを見ていた。

こんなものを見つけたあとにブログを書くのには少し抵抗がある。

でもSE7ENを見た衝撃は140字をいくつかじゃまとめられない。この言葉にするのが難しい不快感がなんなのか、少しでも形にしたいのである程度まとまった文章を書く。

 

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▼あらすじ

雨降りしきる大都会。 また新たな殺人事件が発生し、退職まであと1週間のベテランサマセットと血気盛んな新人ミルズの両刑事が現場に急行した。 被害者は極限まで肥満した大男で、汚物にまみれ、食べ物の中に顔を埋めた恰好で死んでいた。 死因は食物の大量摂取による内蔵破裂。男の後頭部に付けられた銃口の痕から、何者かに、死ぬまで食べ続けるよう強制させられていたことが判明した。そして現場には、犯人が残したものと思われる〈GLUTTONY=大食〉と書かれた文字が残されていた。 まもなく次の死体が発見される。凄腕で名高い弁護士グールドが、高級オフィスビルの一室で、血まみれになって殺されていた。そして現場には血で書かれた〈GREED=強欲〉の文字が……。サマセットは、犯人がキリスト教における「七つの大罪=憤怒・嫉妬・高慢・肉欲・怠惰・強欲・大食」に基づいて殺人を続けていることを確信、ミルズにあと5人殺されるだろうと告げる。
映画『セブン』紹介、世紀の超バッドエンド映画!しかしこの後味の悪さは癖になる![ネタバレなし] - Cinema A La Carte

 

以下ネタバレあり。

 

 

 

 

とにかく最初から最後まで通してぬるっとした雰囲気、無気力感が漂い続けている。

拭い去ることができない重さみたいなものは、激しいアクションシーンやミルズ夫婦の微笑ましい談笑の間も。

序盤サマセットが退職する流れや雨の中コーヒーを持っていくミルズ、地下鉄の振動は夫妻を苛つかせるし、嫌いな街での妊娠をトレイシーは心から喜ぶことができない。

そうして誰も報われないず、誰も幸せになれないまま映画は幕を下ろす。

この世界観が計算されつくされた表現なんだと思うと監督のデビット・フィンチャーと脚本のアンドリュー・ケヴィン・ウォーカーを同じ人間だと思えないような気もする。100年くらい映画撮ることができてもあのステージにはいけないんじゃないか?って感じ。

他の映画では類を見ない壮絶な無常がSEVENにはあった。矛盾する表現だけど、そうとしか言えない。

 

内容は結構スプラッターな作りだったけど、グロテスクさや怖さはさほど感じなかった。

映画公開から20年経っている現在、社会全体が猟奇をカジュアルに物語として消費することになれてしまっているからか、中の上くらいのエグみを感じていた。

SAWとかクトゥルフとか、そういうので自分のグロ耐性が育っているからかもしれない。まあ主題ではないし重要ではない。

七つの大罪というテーマも創作界隈で消費され尽くしているような気がしたため目新しさは感じなかった。

でもやっぱり公開されたのは95年。当時の衝撃は凄まじかったんだろうなあと想像するのは難くない。

 

 

でもそのグロさも、SEVENの世界観を作る色と画のパーツとしては最高だった。

SEVENは色と画がとてもいい。グリーン濃いめな画に接写が頻繁。全体的にノイジーなのはリマスター版だから意図されたものなのかどうかぜんぜんわかんないけど、それもマッチしていて素晴らしい。

映画は音が最も雰囲気を左右するという持論があったが、この監督ならサイレントだったとしても応じた手法で同質の雰囲気を再現するだろうなあと感じる画はなかなか類を見ない。

ちょっと脱線するけど映画の緑目のカラーコレクションって何に端を発するんだろうね?それともフィルムがもともとそういう感じだったのかな?

製作史は追うってみたら楽しいかもしれないなあと思う。勉強してみたいな。

 

上記までは作品に対する感想で、以下は見て自分が感じたこと。

作中、ケヴィン・スペイシー扮するジョンドゥは車の中で「普通の人間が罪人だ」と語る。あからさまな罪に対して些事だから目を背け放置していると。映画中最も引っかかったセリフだ。

僕は自分の身近な問題ですら、解決に手間がかかるものはどんどん目を背けている。具体例を出すまでもなく無限にある問題を。

自分のキャパシティには限界があり、その枠から超えることはできないし考えるだけ無駄なので無関心になっていく。

歳を重ねるごとにぶつかる出来事は多くなり、取捨選択も捨てる部分が多くなる。捨てるハードルは低くなっていく。もうそうなってくると自分が何をやりたかったのかはわからない。

アフリカの子どもたちはかわいそうだし、僕はおいしいごはんを食べてかわいい女の子と寝たい。トランプが大統領になったらなんだか大変そうだし、明日は二限から講義だ。

物事が多すぎてどんどん曖昧になっていくのを実感して日々を過ごしている。

そういった人間の普通さみたいなものが罪だとは全く思わないが、頭が良すぎる人から見たら不自然だし是正したくなるのもわかるっちゃわかる。それで殺されてたまるかっていう話なんだけど。

でもこの不快感から脱するために何かしたくなるというところまでは共感できてしまった。

 

 

以上2200字ちょい。やっぱり140字じゃ全然足らなかった。

勧めてくれた女の子の人格を疑うという点でもモヤモヤした視聴後だったが、それでもまごうことなく名作だ。

不快指数的には映画「ミスト」と同じくらい。見たことある人は指標にしてみてね。

AmazonPrimeビデオで無料で見れるからぜひぜひ見てみてくださいな。

それではおやすみなさい。

11.01 職業選択の自由

漠然とアナウンサーに対しての憧れが、高校生のころからあった

 

諸環境がとりあえずアナウンススクール通っとく?みたいな軽いノリで自己投資を許してくれるのであれば、もしかしたら無数の未来の中に喋ることを職業とした自分がいたかもしれない

 

アナウンススクールに通わないでもアナウンサーになれる、本当にアナウンサーになりたいならアナウンススクールに通う金を自分で捻出する、本当はアナウンサーになりたくないんじゃないか、アナウンススクールに通ってもアナウンサーになれるのは一握り…そういう話ではなく

 

カジュアルな気持ちで自己投資できる環境とそうではない人との間には、職業選択の自由レベルが大きく、大きく開いてると思う

 

学校教育って夢をたくさん抱くことは推奨するけど、その中から絞る行程に関しては全く教えていないのでは

 

週始めの夜、お酒を飲む気分でもないときに考え込んじゃうと鬱屈としちゃうので嫌な気分を書き出してみた

 

ダウナーな脳にキメたいので誰か使用済みストッキングをください

 

ハロウィンのノリでいらない衣類処分しますみたいなことをやったら幸せになれたのかな?

 

童貞Tシャツ着て女の子と写真とりまくった東大生には負けてるなあ…

10.17 元気な朝ごはんが食べたい

朝ごはん、何食べてますか?

 

僕は基本的にはグラノーラかすごく弱いピザトースト。

 

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↑これよりもっと弱いピザトースト

パンにケチャップとマヨネーズぶっかけてハム載せてチーズ載せてオーブントースターに突っ込むだけ。最高。

 

グラノーラ、甘いし食物繊維がたくさんあるし手軽だしいいところいっぱいだけど、これからの季節寒くなるから温かいものが食べたい。

だからなんとなくピザトースト(弱)作ってるんだけど、毎日ピザトースト食べてると飽きてくる。

味付け変えたりしてるけど所詮ピザトースト(弱)はピザトースト(弱)。

何かいい朝食があったら教えて欲しい。

 

朝食の条件

  1. つくるのがかんたん(具材切ったりもしたくない)
  2. ある程度の栄養
  3. 温かいもの
  4. 洗い物が少ない
  5. 毎朝飲む紅茶に合う

 

具材切ったりするのがダメな時点で詰んでる感はある。

でも洗い物も込で朝食全肯定30分くらいで済ませてみたい。

それくらい時短で過ごしたい。

 

anond.hatelabo.jp

この増田を読んで鍋朝食めちゃめちゃハイパフォーマンスやんとは思った。

前日から仕込んだりするなら鍋でもいいかもしれない。幸い一人用鍋あるし。

でも洗い物面倒だし、そもそも何鍋つくればいいのやらと思って消極的になってしまう。

もうこの際かんたんな鍋でもいいからおしえてください。

 

 

 

 

 

 

朝ごはん作ってくれる相手探せば?みたいなのは本当にいらない。いない。

だがしかし一話感想

 だがしかし一話視聴しました。

 アニメ忘備録としてのブログにしようかなと。

 

 

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12/03 【ネタバレあり】ユーフォ8話

 随分昔に使っていたブログを引っ張りだして今これを出しています。

 たしかこのブログを初めて使った時は、浪人が決まって誰かとコミュニケーションを取りたかったからなような。まあ今はそんなことはどうでもよくて。きっとこれからはTwitterに収まらない長文を載せたい時に使うと思います。

 

 

 そんなことより響け!ユーフォニアムの第8話感想です。

 とにかくまず初期衝動的なことを書きたい。ヤバい。ヤバすぎる。とにかくそれしか言えない。

 ポイントを列挙しながら細かく述べていこうと思う。

 

・久美子と麗奈の関係が良すぎる。

 まずは序盤から。久美子が秀一と話しているところだ。

 僕は最初の方から葉月や緑輝といる久美子と秀一と話す久美子は別人のようだと思っていた。柔和で明るいがどこか抜けている、そんなふわふわとした印象が、秀一と話すときにはない。突き放し現実を見、暗い。曖昧さもある。家庭での様子もそちらのほうが近かったのかなと今では思うし、やっぱりそちらが素なんだろう。

 そんな彼女と麗奈で、ある種偶然といえるタイミングで決定した祭りでの逢瀬。

 麗奈の唐突な提案から山登りに発展したデートの最中、久美子は麗奈の容姿を「雪女みたい」と言う。

 しかし、どう考えても麗奈の方がアツい。トランペットにかける思い、強い個でいたいという悲痛な願い、そして何よりも久美子に対するアプローチ。もはや熱血というか魂というか…(スパロボ脳)

 そう、今回は久美子だけではなく麗奈もヤバい。Twitterで7話までは高坂さんと呼んでいたが麗奈と呼びたい。

 「痛いのは嫌いじゃない」「久美子は性格が悪い」などなど今回は麗奈の素も強く描かれた回なんじゃないか。今まで久美子視点だからか孤高の存在であった麗奈が近く感じられた。そのパッションを携え麗奈は久美子を山を登りに誘う。唯一対等でいたいと望む久美子に対し、重い荷物だって共有しようとする。本当に見た目の美麗とは相反する情熱家だ。もっともそれが表立って見えないのが彼女の魅力なのだが。

 見晴らしの良い展望台のようなところに到着する。ここくらいからブラーがかかっていて、蒼い夜空と星空のような都市景観を背に少しぼやけた様な絵が二人の雰囲気をより一層幻想的にしていく。この一瞬が繊細さを加速している。きっと久美子にとっては数週間、いや偶然の誘いがある以前からすれば非常に非現実的なのだろうが。

 麗奈は久美子に向かって、上っ面の関係で交わし合うやり取りが嫌いで、それくらいなら孤高でありたい、しかし久美子の飾らない直球さが好きだと、親愛を性格の悪いという言葉に乗せて謳う。なんなら愛だということは直接愛という言葉を用いて伝える。この瞬間二人の間にあった関係性の違和感は麗奈の愛によって氷解する。この日、この祭りでは様々な愛が生まれ、育っているだろう。彼女の浴衣を見て耳まで赤くする二年生Tubカップルだって、かとちゃんだって、きっと描写されていない多くの人の愛が生まれ育って、はたまた消えている。その中の一つに久美子と麗奈の愛が、絶対にあった。

 この孤独で繊細で美しい麗奈の熱い、熱い告白に対し久美子の頭に浮かんだ言葉は「死んでもいい」だ。自分の言葉だけでは表現することが到底できない言い知れない感動がこの表現、この一連の二人の愛によって生じ僕のことを包んだのだ。

 挿入歌のタイトルもあえて言ってしまうなら卑怯だ。こんなもの検索せずにいられることがあるのだろうか。その検索ついでにニコニコ動画にその部分だけアップロードされているのを発見したが、タグには「神回」と打たれていた。きっとリアルタイムでも評判になったんだろう。それだけあの二人の掛け合いは見る人を魅了するものだったのだ。レビューは腐るほどあるのかもしれないがどうしても自らの文章でまとめ、どうにかして感動の一片だけでも表したかった。

 久美子の返答で力尽きて書ききれないが、葉月と秀一の恋愛模様も大変魅力的であったと思う。慰める緑輝との間に生まれているのはなんと美しい友情か。朗らかな彼女の周りには良い友人ばかりが集う。努力家で人を思う能力に優れる葉月だからこそだろうということを7話から通して確信している。

 EDへの移り方も良かった。もしかしたらトゥッティが大好きな僕も、このテンションで聞きたいとは思えなかったかもしれない。この儚さの余韻が深く深く残る素敵な演出だった。

 なんだか手元のメモに書き記してあることや見ている最中の思いを100%書ききれた気はしないが満足している自分もいる。どうせ100%なんかは表しきれないのだから見返して気持ち悪さに悶えるのには十分な文章をかけたのではないんだろうか。多数項目を作ることで細かく解説していこうかと思ったが、どうもそうはならなかった。いつかユーフォの総評を書く際には、脊髄からではなく脳で考えた文章を書きたい。

 そんなわけでユーフォ9話を見る。いよいよついに二話をかけて費やした成果を見せるオーディションの時が来た。楽しみで仕方がない。次の曲が始まる。